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Books


エドゥアール・グリッサン『カリブ海序説』共訳、インスクリプト、2024年
カリブ海のフランス海外県・マルチニックにあって、その歴史・社会構造・言語・人々の心性のありようを、アンティル(カリブ海諸国)、とくにマルチニックに関わる厖大な言説を収集・分析しつつ明らかにし、フランスへの依存を逃れ、主体的な民衆による自立を訴求する。全篇を覆う危機意識、はるかに展望される独立への眼差し。世界各地で民衆の抵抗が無化されつつある現在をも問いに付す、時代を超えたアクチュアリティを具えた大著であり、多様なジャンルで著述活動を行なってきたグリッサンの結節点をなす、最大にして最重要作。
メディア・報道
・陳野俊史「回顧 2024 私の3冊」『日本経済新聞』2024年12月28日
・無記名短評「「カリブ海序説」エドゥアール・グリッサン著」『東京新聞』2025年1月11日
・森元斎「言葉の秘められた可能性満ちる」『西日本新聞』2025年1月25日
・星埜守之×塚本昌則×中村隆之「鼎談 グリッサンを読みはじめる:専門知の関係性そのものを破壊する『カリブ海序説』:エドゥアール・グリッサン著『カリブ海序説』(インスクリプト)をめぐって」『図書新聞』3637号(2025年01月25日)、1-3面。
・澤田直『みすず書房 読書アンケート2024』
・野谷文昭『みすず書房 読書アンケート2024』
・福島亮「世界の叫びが言葉となる」『週刊読書人』2025年2月28日、3面。
イベント
「書店フェア用小冊子 『カリブ海序説』をめぐる34冊」インスクリプト、2024年12月、B 5版全4頁。関連書籍全34冊の選定とコメント。
「グリッサン思想(グリッサン的思考)への招待:『カリブ海序説』刊行記念トークイベント」2025年2月1日、本のあるところ ajiro(福岡市)。中村隆之
「エドゥアール・グリッサンと『カリブ海序説』展」2025年1月20日-2月20日、本のあるところ ajiro(福岡市)。
「『カリブ海序説』(インスクリプト)刊行記念 エドゥアール・グリッサン 『カリブ海序説』を読む」2025年2月6日、ジュンク堂池袋本店。小野正嗣、粟飯原文子、中村隆之
「『カリブ海序説』の衝撃:エドゥアール・グリッサンの思想と詩学をめぐって」2025年4月26日、神戸大学文学部A棟1階学生ホール。中村隆之、星埜守之、塚本昌則(以上発表者)、大辻都、廣田郷士(以上コメンテーター)、佐々木祐(司会)。
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