書評
2007
1「BOOK REVIEW桐山襲『未葬の時』他」『リプレーザ』2号、2007年4月、286-288頁。
2「BOOK REVIEWエドゥアール・グリッサン」『レザルド川』『リプレーザ』3号、2007年8、282-285頁。
2008
3「BOOK REVIEWエドゥアール・グリッサン『多様なるものの詩学序説』」『リプレーザ』5号、2008年2月、251-254頁。
4「書評 水島英己『楽府』:世界と日常を往還する視点」『現代詩手帖』2009年2月号、129頁。
2009
5「森山大道『写真よさようなら』」『リプレーザ』8号、2009年4月、10頁
2010
6「書評 ル・クレジオ『地上の見知らぬ少年』:世界の諸要素との根源的な交流の記録」『図書新聞』2972号、2010年7月3日、4面。
2014
7「書評 大辻都『渡りの文学』:カリブ海島嶼文学を実り豊かにする貴重な成果」『図書新聞』3146号、2014年2月8日、4面。
8「書評 今福龍太『書物変身譚』:「書物論」ではなく「本の自叙伝」」『図書新聞』3182号、2014年11月15日、1面。
2015
9「書評 パトリック・シャモワゾー著 関口涼子、パトリック・オノレ訳『素晴らしきソリボ』:私がある友人から最近聞いた話」『ふらんす』2015年4月号、105頁。
10「書評 東アジアの阿Q(永遠平和のために) : 丸川哲史『阿Qの連帯は可能か? : 来たるべき東アジア共同体のために』を読む」『情況 第四期:変革のための総合誌」4号、2015年6月、165-171頁。
2016
11「書評 ル・クレジオ『ラガ』:透徹した知的洞察と詩的精神でもって描く」『図書新聞』3265号、2016年7月23日、1面。
2017
12「書評 イヴァン・ジャブロンカ『私にはいなかった祖父母の歴史』:論証しえない〈真実〉を「直観」する」『週間読書人』3209号、2017年10月6日、4面。
2018
13「書評 F・マトゥロン『もはや書けなかった男』:親密な友のあいだでやりとりされた忘れ得ない言葉」『図書新聞』3364号、2018年8月18日、8面(*『第二世界のカルトグラフィ』に再録)
14「『ユニオンジャックに黒はない:人種と国民をめぐる文化政治』(ポール・ギルロイ著、田中東子・山本敦久・井上弘貴訳、月曜社、2017)」『社会思想史研究』42号、2018年9月、181-185頁。
2019
15「書評 泉ゆたか『髪結百花』:遊女たちの脆い生を描く」『図書新聞』3396号、2019年4月20日、 8面。
16「書評 ゾベル『黒人小屋通り』」『ふらんす』2019年6月号、64頁。
17「書評 ジョージ・ラミング 『私の肌の砦のなかで』:外界を隔つ「私の肌の砦」」『週間読書人』3304号、 2019年8月30日号、5面。
2020
18「奴隷制は終わらない:書評 布留川正博『奴隷船の世界史』」『世界』2020年2月号、240-241頁。
19「書評 ジャック・ルーマン『朝露の主たち』:ハイチ文学で筆頭に挙げるべき古典」『週刊読書人』3361号、2020年10月16日、5面。
2021
20「書評 パティ・スミス『Mトレイン』:内省と追憶の大切さ」『産經新聞』2021年1月10日付、朝刊18面。
21「書評 J・M・G・ル・クレジオ『アルマ』:喪失しつつある固有名をめぐる物語」『週刊読書人』3380号、2021年3月5日、5面。
22「書評 前田春人写真集『闘争の時代』:差別撤廃運動の勝利の記録」『図書新聞』3489号、2021年3月27日、8面。(*『第二世界のカルトグラフィ』に再録)
23「書評『あふりこ:フィクションの重奏/遍在するアフリカ』(川瀬慈編、新曜社)」『アフリカ研究』99号、日本アフリカ学会、2021年5月、29-31頁。
24「書評 エドゥアール・グリッサン『マホガニー 私の最期の時』:「時の闇」を照らす叙事詩」『産經新聞』2021年6月27日付、朝刊17面。
25「根源の歌:川瀬慈詩集『叡智の鳥』」『妃』23号、妃の会、2021年8月、118-119頁。
2022
26「書評 ピエール・クラストル『国家をもたぬよう社会は努めてきた』:「「国家に抗する社会」ゆえに「国家なき社会」だった」『週刊金曜日』1366号、2022年2月25日、54頁。
27「書評 古川日出男『曼陀羅華X』:虚構化する現実」『文藝』2022年夏号、2022年5月、561頁。
28「書評 チャールズ・W・ミルズ『人種契約』:レイシズム論を根本的に更新する破壊的著作:「社会契約」という考えを根底から問い直す」『図書新聞』3569号、2022年12月3日、1面。
2023
29「レイシズムをめぐる終わりなき戦い:L.ハンケ『アリストテレスとアメリカ・インディアン』」『世界』965号(2023年1月号)、2022年12月、岩波書店、265-270頁。
30「書評 ウィリアム・フォークナー著、マルカム・カウリー編『ポータブル・フォークナー』:名匠たちによる至上の訳業:ポスト・プランテーション社会の土台をなす年代記として読む」『読書人』3473号、2023年01月20日、5面。
31「書評 スヴェン・リンドクヴィスト『すべての野蛮人を根絶やしにせよ』:ジェノサイドの命法のなかに「ヨーロッパ思想の核」を見る」『図書新聞』3591号、2023年5月20日、8面。
2024
32「書評 今福龍太『霧のコミューン』:コミューン、人びとの心の拠り所:「霧の子ども」の叡智を継ぐために」『週刊読書人』3561号、2024年10月18日、3面。
2025
33「書評 西成彦『ラフカディオ・ハーンの耳、語る女たち』:口承的世界に耳をそばだてる声の人:日本的情念から離れて日本的精神文化を論じる成否」『週刊読書人』3573号、2025年01月17日、6面。
34「『アフリカ哲学全史』(河野哲也著、筑摩書房)」『アフリカ研究』107号、2025年5月、日本アフリカ学会、80-83頁。
35「書評 ジャン=ポール・サルトル『アルトナの幽閉者』:読者を「世界への参加」に巻き込む:いまここにある根本問題を直視するために」『週刊読書人』3590号、2025年05月28日、5面。
36「書評 パーシヴァル・エヴェレット『ジェイムズ』:いつまで演じ続けるのか」『文藝』2025年秋号、2025年7月7日、428頁。